2006年12月29日

徹底解剖 アンダーカウル(シャーシ)

Nakajima です。
いよいよ2006年も、残すところ3日となりました。こんな年の瀬ですが、久しぶりにDream Challenger II (以下、DC2と表記します)の徹底解剖シリーズを書き込みします。

今回は”アンダーカウル” &  “シャーシ”です。
シャーシ(chassis/自動車関係ではシャシと発音していますね)とは動物の骨に例えられるように、車体を支える骨格構造のようなものです。エコノムーブでは、カウルに車体を支える機能(強度)を持たせる、モノコック構造(応力外皮構造)が主流となりつつあります。モノコック構造の考え方は、ちょうどエビやカニのような甲殻類と同じです。

DC2も一応モノコック構造(アンダーカウルとシャシを一体)として、車体を支える強度を持たせてるようにしてあります。それでは下の画像をご覧ください。

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水平面はスチレンボードから切り出し(7月3日の作業)たパーツに、カーボンクロスを貼り付けています。垂直面(若干垂直ではない面もありますが)は、バルサ材をそれぞれの形状に切り出し(7月14日の作業)て、やはりカーボンクロスを貼り付けています。それぞれのパーツを仮置きして構造をチェックしたときの画像(7月27日の作業)がありますので、リンク先をご覧いただけると分かりやすいのではないかと思います。

以上のパーツを組み合わせ、カーボンクロスを貼り付けることで固定してモノコック構造のアンダーカウルを製作していきます(7月29日の作業)(8月2日の作業)
昨年製作したDC1ではモノコック構造の強度不足が問題となりましたので、今年の設計担当学生くんは、DC2に強度を持たせるため当初からの設計にあった垂直面の外側にさらに垂直面を立て、2層の垂直面の上側を塞ぐ箱形構造のシャーシを形成しました(8月6日の作業)
これで「完璧!」・・・ というより、ちょっと強度過多という気もします。我々が参加した 『エコカー・グランプリ IN とよた』 では、車両とドライバーの総合重量が85kg以上という制限がありDC2でも10kg以上のウェイトを搭載していますので、強度過多の重たい車両設計でも特に問題はないわけですが、ドライバーの体重制限だけの大会では車両は極力軽い方が有利ですから、強度と車体重量のバランスを考慮した設計が必要なところです。

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それに外側の垂直面は、8月6日の作業画像をご覧いただけると分かるかと思いますが、真っ直ぐなバルサ材をレンガの壁を作るように並べて接着し、ゆるやかなカーブとなるように紙ヤスリで表面を削っていきましたから、これがとても大変な作業でした。
DC2の製作は予定よりも大幅に遅れていましたので、強度と共に作業量のバランスも考慮すべきでしたね。カーブの状態は、左の画像でお分かりいただけると思います。

ちなみに、この画像に写っている長方形の鉄板が、DC2に搭載したウェイトです。これをテープ等で固定し、その上に発泡ゴムのシートを貼り付けて、ドライバーの居心地を良くした(良くしようと努力した)結果が、上方の画像に写っている状態です。

アッパーカウルの徹底解剖はVol.4まで続きましたが、アンダーカウルの徹底解剖については今回でお終いです。

それでは皆さん、良いお年をお迎えください

by Nakajima 



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